Changes between Initial Version and Version 1 of TracUpgrade


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06/11/06 17:57:32 (18 years ago)
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trac
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  • TracUpgrade

    v1 v1  
     1= アップグレードの説明 = 
     2[[TracGuideToc]] 
     3 
     4Trac を新しいバージョンで使用する前に Trac Environment をアップグレードしなければならない場合があります。このドキュメントでは Trac Environment をアップグレードするのに必要な手順を説明します。 
     5 
     6 '''Note''': ''特に指示がない限り、マイナーバージョンのリリース時には TracEnvironment のアップグレードは必要ありません。例えば、0.8.0で作成した(もしくはそれ以前のバージョンからアップグレードした)TracEnvironment を 0.8.4(もしくは0.8.x)インストール時にアップグレードする必要はありません。'' 
     7 
     8== 一般的な手順 == 
     9 
     10通常、Tracを新しいバージョンにアップグレードするときに、4ステップを踏まなければなりません: 
     11 
     12=== Trac のコードを更新する === 
     13 
     14Trac の新しいバージョンを入手してください。オフィシャルリリースのパッケージをダウンロードするかもしくは [http://projects.edgewall.com/trac/wiki/SubversionRepository Subversionリポジトリ] からチェックアウトして下さい。 
     15 
     16ソースコードを入手したら、以下のコマンドを実行して下さい。 
     17{{{ 
     18python setup.py install 
     19}}} 
     20 
     21新しいバージョンをインストールするコマンドです。もし、Windows インストーラバージョンをダウンロードしたならば、インストーラを実行するなどして下さい。 
     22 
     23どのような場合でも、メジャーバージョンをアップグレードする場合 (0.8 から 0.9 にアップグレードするなど) 最初に今現在、存在している Trac のコードを削除することを''特に'' お勧めします。削除するには、 `trac` のディレクトリを Python の `lib/site-packages` ディレクトリから削除します。もし Trac `cgi-bin`, `htdocs`, `templates` ディレクトリも削除したいならば、それらは `share/trac` というディレクトリの中で見つかるでしょう。(正確なロケーションはプラットフォームに依存します) 
     24 
     25=== TracEnvironment をアップグレードする === 
     26 
     27指示がない限り、メジャーバージョンをアップグレードする (例えば 0.8 から 0.9) ときは、データベーススキーマの変更と、おそらく [wiki:TracEnvironment TracEnvironmentのディレクトリ] 構成の変更が生じます。幸運なことに Trac は自動アップデートのスクリプトを提供しているので、負担が軽減されるでしょう。これらのスクリプトは [wiki:TracAdmin trac-admin] を通して起動されます: 
     28{{{ 
     29trac-admin /path/to/projenv upgrade 
     30}}} 
     31 
     32このコマンドはもし TracEnvironment がすでに最新の状態になっているときは、何もしません。 
     33 
     34Note: PostgreSQL データベースを使用している場合、このコマンドは「 Environment のバックアップは SQLite を使っているときしか出来ない」というメッセージを出力して失敗します。リポジトリとデータベースのバックアップは手動で行う必要があります。その後、アップグレードを行うために次のコマンドを実行してください: 
     35{{{ 
     36trac-admin /path/to/projenv upgrade --no-backup 
     37}}} 
     38 
     39=== Trac ドキュメントを更新する === 
     40 
     41すべての [wiki:TracEnvironment Tracenvironment] インストールされたバージョンの Trac ドキュメントのコピーを含んでいます。新しくインストールした Trac のドキュメントと同期を取りたいでしょう。 [wiki:TracAdmin trac-admin] がドキュメントを更新するコマンドを提供しています: 
     42{{{ 
     43trac-admin /path/to/projenv wiki upgrade 
     44}}} 
     45 
     46このプロシージャは `WikiStart` ページをそのままにしておくことを気に留めておいてください。 
     47 
     48=== Web サーバを再起動する === 
     49 
     50新しい Trac コードをリロードするために、 Web サーバを再起動する必要があります。 (古い [wiki:TracCgi CGI] プログラムを使用しているときは必要ありません。) 
     51 
     52== 特定のバージョン間のアップグレードについての付記 == 
     53 
     54以下のセクションでは Trac の特定のバージョンにアップグレードするときにやらなければならないことについて記述します。 
     55 
     56== 0.9-beta から 0.9 へのアップグレード == 
     57 
     58静的リソース (CSS, javascript, 画像ファイル) のインクルードは機能しません。 trac.ini の `htdocs_location` を確認してください。 [wiki:TracModPython mod_python], [wiki:TracStandalone Tracd], [wiki:TracFastCgi FastCGI] を使用している場合、単にオプションを削除してください。 [wiki:TracCgi CGI] を使用している場合、Trac の `htdocs` ディレクトリへの URL マップを修正しなければいけません (以前の記述を削除し、 [wiki:TracCgi#静的なリソースをマッピングする 静的なリソースをマッピングする])。オプションを削除した後でも問題が残っている場合、ファイル `trac/siteconfig.py` のパスを確認し、誤っていれば修正してください。 
     59 
     60Trac 0.9 のベータリリースでプラグインを使用しているか、組み込みコンポーネントの無効化を行っていたら、 [wiki:TracIni trac.ini] でコンポーネントの無効化 / 有効化のルールを更新しなければならないかもしれません。特にグローバルにインストールされたプラグインは、現在では明示的に有効化する必要があります。詳しくは TracPlugins と TracIni を参照して下さい。 
     61 
     62タイムラインでチケットの全ての更新を表示させたい ("チケットの詳細" オプション) 場合も、 [wiki:TracIni trac.ini] での明示的な有効化が必要です: 
     63 
     64{{{ 
     65[timeline] 
     66ticket_show_details = true 
     67}}} 
     68 
     69== 0.8.x から 0.9 へのアップグレード == 
     70 
     71[wiki:TracModPython mod_python] を使用している場合は Apache HTTPD の設定で mod_python ハンドラの名前を変更する必要があります: 
     72{{{ 
     73   from: PythonHandler trac.ModPythonHandler 
     74   to:   PythonHandler trac.web.modpython_frontend 
     75}}} 
     76 
     77[http://initd.org/tracker/pysqlite PySQLite] の 2.x がインストールされているなら、注意してください。今や Trac は SQLite 3.x のファイルフォーマットで 2.x のデータベースを開こうとします。 SQLite 2.8.x と 3.x のデータベースのフォーマットに互換性がありません。もしアップデート後に ''"file is encrypted or is not a database"'' といったエラーが出力されたら、データベースファイルを 3.x 形式に変換しなければなりません。 
     78 
     79もし変換を行うならば、 SQLite の 2.8.x と 3.x の両方をインストールする必要があります (バージョンごとにファイル名が異なるので、同じシステム内に共存できます)。以下に示すコマンドを使用して下さい: 
     80{{{ 
     81 $ mv trac.db trac2.db 
     82 $ sqlite trac2.db .dump | sqlite3 trac.db 
     83}}} 
     84 
     85変換が成功した後、 `trac2.db` ファイルは削除することができます。 SQLite のアップグレードに関するより詳しい情報は [http://www.sqlite.org/version3.html] を参照して下さい。 
     86 
     87== 0.7 から 0.8 へのアップグレード == 
     88 
     890.8では追加のパーミッションを必要とする新しい機能が加わりました。 
     90新規にインストールを行なった場合は、 anonymous に ROADMAP_VIEW と MAILSTONE_VIEW パーミッションがデフォルトで与えられますが、 
     91既存のtrac をアップグレードしたときは、 
     92これらのパーミッションを手動で与えなければなりません。: 
     93{{{ 
     94 $ trac-admin /path/to/projectenv permission add anonymous MILESTONE_VIEW 
     95 $ trac-admin /path/to/projectenv permission add anonymous ROADMAP_VIEW 
     96}}} 
     97 
     98----- 
     99See also: TracGuide, TracInstall